会社概要 EYS音楽教室無料体験レッスン受付中

役員紹介

代表取締役吉岡秀和

出身

大阪府

座右の銘

車懸かり
(早く、風林火山になりたい)

京都大学経済学部卒業。介護ベンチャー立ち上げを経て、戦略系コンサルティングファームのA.T.カーニーに入社。通信・消費財・金融業界などに対する戦略立案・チェンジマネジメントなどに従事。その後、インヴィニオに移籍。エデューサーとして自律的組織の構築をテーマに人材開発プログラムの提供を行う。2007年コンコードエグゼクティブグループの創業に参画し、代表取締に就任。2008年にYoko-Chin Bandをベースに株式会社EYS-STYLEを設立し、現職。

モノに価値がなくなっていく。モノ作りが
社会貢献にならない…ではどうしたら？

EYS音楽教室を設立したのは、20代から戦略コンサルティングファームで勤務するなかで、これ以上モノを生み出すことに価値があるのか…と、虚しさを感じていたからです。

松下幸之助の“水道哲学”では、「水の如く、物資を無尽蔵たらしめ、無代に等しい価格で提供する事にある。それによって、人生に幸福を齎し、この世に楽土を建設する事が出来るのである」とありました。確かに、昭和にかけて家電製品が、価格の低下とともに普及し、各家庭に広まったのはまさに水道哲学の賜物です。

ユニクロの柳井社長も980円のジーンズも、いずれは0円に限りなく近くなるだろうと予測しています。今、メーカーは現場の血のにじむような努力の積み重ねで利益を捻出しています。

サービス業は、すぐに移ろう消費者を相手に少しでも先回りするべく悪戦苦闘しています。

私は20代、コンサルタントとして様々なメーカーやサービス業のお手伝いをしていましたが、このような努力はモノそのものが本質的な価値を提供する時代は終わったことに起因するのではと強く感じていました。

物欲、というものが資本主義や産業の営みのエンジンとしての役割を終えていることを感じていました。

『3丁目の夕日』という映画に、テレビを初めて買った家庭に近所の人が集まってきて大騒ぎするシーンがありましたが、あの時代にモノを作ったり売ったりしていた人は最高に幸せだったと思います。

モノを作る仕事はもはや社会貢献にならない、では何の仕事をすれば本質的な感動を得られるか…。

自分の人生において成すべきことが見えない、そう思って悩んでいたときに、Yoko-Chin Bandの創立に解を見いだしたのです。

新しいビジネスとは
感動を商いにすることだった。

Yoko-Chin Bandを結成した2006年にダニエル・ピンクの「ハイ・コンセプト」という本が出版されています。

“モノ作り日本”と詠われていた時代に、「ハイ・コンセプト」には、これからは“ハイタッチする”、“うれし涙を流す”、“イベントで抱き合う”、“介護など老後の重たい問題”・・そうしたことがサービスになれば、新しいビジネスになる、と書かれていました。

それは人間の新しい価値を提起することです。喜び合い、涙を流し、助け合うことがお金になるというのです。つまり、モノ作りにおいては、「小さい」「軽い」「多機能」「安い」が本質的な価値観ですが、２１世紀はそこから生まれる感動はなくなり、いわゆる“こころ”を動かすコンテンツが産業の中心になっていくというのです。まずは、“感動を多く生み出す仕掛けを作ること”その上で、“感動を商いにする”、感動にチャリンとする仕掛けを作る、ということです。ただ、人だけ集めるだけでは、お金にすることは難しいですよね。では、どうしたらいいのか・・・、そんなときに、私の個人的な体験がヒントになりました。

体育会系の社会人の野球チームが
音楽バンドを作り、ジャズを始めた。

私は大学時代に、京都大学・大阪大学・神戸大学の空手部と応援団の有志が集った正拳一撃という野球チームを作って遊んでいました。社会人になって、私を含めた多くのメンバーが東京に引っ越してからは、東京にも同じ名前で野球チームを作って、関東・関西チームで関ヶ原などに集い『24時間耐久草野球』などの企画で遊んでいました。

毎週、試合や合コンをしていましたが、社会人は普段運動をしないので、怪我をする人間が続出です。30歳も近づくと学生時代と同じようにはいきません。試合も毎回コールド負けでどんどん参加者も少なくなり、士気も下がっていきました。

これでは継続は難しいということで、そもそも男も30歳になると体育会系というより文化的にならないといけない、勝ち負けより調和だ！、調和といえばハーモニーだ！音楽だ！ということで、野球チーム改めバンドを作ることになりました。

当時、映画のスイングガールズが流行っていたこともあり、全メンバーがボーナスをつぎ込んで楽器を買って『茶色の小瓶』のジャズバージョンを練習し始めました。

女子高生に出来て、我々にできないはずはない！と。

名前はYOKO-CHIN BAND、京都大学工学部物理学科の皆に勉強を邪魔された挙句、ゲームにはまり中退、のち失踪してしまった横手君という人物の愛称から取りました。

ピザ屋でバイトしていたときも、いつもニコニコとしていた愛されキャラの横手君、我々は君をいまでも探しているよ！というメッセージをその名前に込めました。それが2006年のことです。

コミュニティを作るためには、
入り口作りをしなくてはいけない。

そのバンドがクチコミで人をどんどん呼び、わずか1年間で東京・大阪・名古屋・ウランバートルに約200人のビッグバンドになりました。親子で入団、兄弟やその子供たちも入団、と続々と参加してきます。結成からわずか半年で赤坂bフラットでデビュー、その1年後に国際フォーラムで3000人も集まるライブを開催しました。

完全に社会人版スウィングガールズですね。トモダチというと平たい表現ですが、学生時代のような得難い友人を社会人でもできるのだ、というのが感動でしたね。カップルもたくさん生まれ、最終的には約200人中7組14人が結婚しました。新興宗教や結婚サービスより遙かに高い確率です（笑）

私はこのバンドに大きい可能性を見いだしました。このバンドには、コミュニティーに必要なほとんどのものが詰まっていました。感動の質・量も充実しているので、ライブだの合宿だの飲み会だのでとても大きなおカネも動くのです。

日常は戦略コンサルタントとして厳しいモノ作りの世界を見ている私としては驚きを禁じ得ませんでした。

このモデルは新しいビジネスになる。バンドには人が集まるからイベントを行える、感動もある、おカネも動く、と。このモデルを普遍化させることで、社会を良くできる。

そういう想いから、普遍モデルを構築するべく株式会社としてEYSを誕生させました。

バンドは地域でも家族でもないセカンドコミュニティを作り出していました。

そして、そうしたコミュニティがあることで、人がさらに集まってきました。

ただ、コミュニティーというのは非常に微妙なもので、それを訴求しても宗教みたいで気持ち悪いだけです。バンドは、口コミだけで増えていきましたが、サービスとなるとそうはいきません。

そこで、EYS音楽教室をバンドコミュニティーの入り口として作りました。

EYS音楽教室は、教室業として圧倒的な差別化戦略を次々と展開すること短期間で急成長しました。「音楽教室業界をぶっ壊す」発想でどんどん業界にイノベーションをもたらしました。「戦略ページ」参照

まずは、音楽教室として通常のサービスとして他社を圧倒するサービス力・コンテンツ力を感じていただき、信頼いただいた上でバンドコミュニティーをご紹介する、健全かつ戦略的な仕組みを構築することに成功しました。

人は価値を感じたらお金を払う、
だから感動を商いにすることができる!

いま、EYS音楽教室は開設から2年間で、新宿地区のシェアNO.1となりました。ケイコとマナブでは新宿1店舗だけで大手チェーンを押さえて21ヶ月連続シェアNO.1（2012年1月現在）です。いまでは、音楽教室の変革の代表的な存在にはなったと自負しています。

いまEYSが求める人材は、モノ作りビジネスにむなしさを感じている人、にも関わらずNPOやボランティアに逃げずにビジネスの最前線で働きたいと考える人です。いま、勃興期であるEYSはかなり厳しいし、ストレスがかかる状態です。そんななか、会員様から社員になりたい、と声がかかることも増えてきました。それこそが、この会社は違うと思っていただけている証拠です。

EYSはどこよりも会員様のことを考えている会社です。

コミュニティビジネスはお金にならないといわれてきましたが、EYSはコミュニティでともに音楽を楽しみ、ともに感動を覚えていただくことで、確実にファンを増やしています。

音楽をやりたい会員様へ本質的な価値を提供し続けています。

人は価値を感じたら、お金を払ってくださいます。だからこそ、“感動を商いにすること”ができているのだと確信しています。